「トヨタの闇」を読んだ

「利益2兆円の犠牲になる人々」とのサブタイトルのある本で、ビジネス社から出版された本だ。著者は渡邉正裕、林 克明の両氏。独立系のインターネット新聞MyNewsJapanで連載されたものをまとめたもので、出版社探しに苦労されたようだ。トヨタからの莫大な広告料がばらまかれていて、引き受け手がなかなか見つからなかったそうだ。
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マスコミの及び腰を示す事例として、脱税についての報道があるとのこと。(p16)
2006年12月31日付で各紙にトヨタについて「60億円申告漏れ」と報道されたが、大和ハウスの場合は、「1億円の所得隠し」と報道されたとのこと。申告漏れと所得隠し。読者にはどちらが悪質ととられるか。
これに対して、例外は「赤旗」くらい と紹介されている。トヨタのサービス残業を摘発し、改善させた報道の紹介。「ヴィッツ」をリコールに持ち込んだきっかけが、赤旗日曜版読者の車がエンストを繰り返し、その話しを編集部に持ち込んだことだった。
「スポンサータブーのない「赤旗」は、日本一企業・トヨタを容赦なく追及してきた唯一ともいえる新聞である」(p20)
このほか私が興味を持ったのは、「第3章 トヨタの車の性能は高いのか 実は欠陥車率99.9%」という記事である。
また、「第4章 下請け社員を苦しめていないか」を読んで、あるトヨタの下請け企業の経営者の怒りの声を聞いたという話しを思い出した。下請け単価切り下げ要求に対する怒りである。
この章立ては、東洋経済新報社に原稿を持ち込んだときに、同編集部で草案としてまとめたもの「そのまま」(p22)だそうだ。
読みやすいのでぜひ、ご一読願いたい。小矢部市民図書館で購入してもらった本なので、誰でも借りられる。

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