「拉致」蓮池透著を読んだ

小矢部市民図書館に「拉致 左右の垣根を超えた闘いへ」(かもがわ出版・刊)が新刊として入っていたので、今日、早速借りて読んだ。111ページで、あっという間に読める本だが、拉致問題解決への戦略まで提案してある、しっかりとした内容だった。
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著者はもと「家族会」事務局長だったが、被害者救済という目的に結びつかない「家族会」「救う会」の運動を批判し、独自の闘いを進めている人だ。
「救う会」「家族会」には、変だなとか、おかしいなと気付く人もあっただろうが、政府もマスコミも、表だって批判できない雰囲気があった。被害者家族の気持ちをおもんぱかってのことだったろうが、拉致問題解決がなかなか進まないもとで、その解決策を、冷静な議論として提案してあることに、私は感心したし、蓮池透氏の勇気を称えたい。
内容は読んでいただくしかないが、章の見出しを紹介すれば、ほぼその立場は推察できると思う。
第一章 日本政府の四つの失態 北朝鮮をかたくなにさせたもの
第二章 北朝鮮をどう動かすか 植民地支配の問題と向き合って
     ここで、制裁路線の見直しと、日本政府が認めている植民地支配の謝罪と補償の具体化、行動対行動の原則、調査委員会の始動などの提案があるが、これこそ道理ある提案で、政府がいまこそ戦略の見直しが必要だと思う。
第三章 日本の運動をどうするか 左も右も被害者救出で連帯を
    ここでは、著者の素直な気持ちと政府・マスコミの対応、家族会のあり方が論じられている。

国家犯罪である拉致を被害者救出で解決するという目標をしっかりと抑え、冷静な議論を展開されている本だ。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思う。

拉致された本人の記事が目に入ったので、下記に紹介する。
http://news.biglobe.ne.jp/social/993/ym_090620_9934325069.html

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