「ヒトラーに抗した女たち」を紹介し、演説会で橋下「維新の会」を批判しています

いま図書館で借りて、「ヒトラーに抗した女たち」を読み始めた。
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まだ第1章初期のヒトラーの敵対者を読み終えたところで、ドイツの近現代史を知らず、カタカナの名前に閉口しながら読み進んだが、日本で独裁政治をめざすと公言している橋下「維新の会」とダブるところがあって、それを演説の中で紹介している。

「自民党はこりごり」「民主党にガッカリ」で、ほんとうは第三極として共産党に注目されるべきだが、橋下「維新の会」がマスコミで持ち上げられている。
この本を読んで、ヒトラーとよく似ていると思った。
第1章では3人の女性が取り上げられているが、私はアメリカの女性ジャーナリスト、ドロシー・トンプソンの部分を紹介している。彼女は、1931年11月24日にヒトラーにインタビューしている。ヒトラーが1925年に「わが闘争」を刊行し、1930年9月にヒトラーが党首のナチ党が107議席に躍進、33年1月に首相になる前の時期だ。

ドロシー・トンプソンのヒトラーについて書いている印象は次の通り。
「口から出任せに矛盾したことをべらべらしゃべり、気分にむらがあって落ち着きがなく、まさに『器量の小さい男』の典型でした。」(P61)
ツイッターで発言する橋下と似ていませんか。

彼女は続いてヒトラーの言ったことを次のように紹介していた。
『私(ヒトラー)は合法的に政権の座につくだろう。その後国会を解散し、ワイマール憲法を廃止するつもりだ。・・・全部門で上には責任と権威があり、下には規律と服従が存在するだろう。」
これは橋下が公務員の前で訓示したこと『君たちは国民に命令する立場だ』『誰の顔を見て仕事をするのか、市長の顔色を見ろ』と通じませんか。

ドロシー・トンプソンはヒトラーの演説について次のようにみていた。
「ヒトラーを煽動的な政治家の中でももっとも天才的だとみなしている。もっとも彼の演説を、その翌日の新聞に掲載された活字で冷静に読み返してみると、多くが「全くのナンセンス」のように思われる」(P66)

この演説が庶民の心を掴む様を次のように描いています。
「耳を傾けているのは庶民たちです。卸売り商人に借金がある小売店主、肉屋に支払いができない一家の長、薬局に支払う金を工面する農民そして若い失業者たちです。彼らは、あそこに立っている男は自分たちの仲間だ、と思ってしまうのです。彼は地主貴族(ユンカー)ではない、少尉ですらない、まさに彼らの中の一人なのです。劣等感を持った庶民と、彼はうまが合うのです。ヒトラー自身がまさしく劣等感に苦しめられているからです。」(P66)
私は、これも橋下ブームに通じるものがあるように思ってしまった。

次の言葉は、今日にも通じる教訓が込められているのではないだろうか。
「無害な頭のいかれたやつ、というイメージは過小評価であって、まさにそのことがこの男を危険なものにしたのである。」(P68)

日本語版は2008年に出版されている。出版社は行路社。著者はマルタ・シャート。翻訳は田村万里・山本邦子。
多くの人に読んでもらいたい。私も年表を書き写したりしながら、頑張って読み終えたいと思っている。

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