スーダン出身のモハメドさんの「わが盲想」を読んだ、スーダン内戦から国をどう立て直すか研究

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スーダン出身のモハメド・オマル・アブディン著 ポプラ社

 ラジオ深夜便で語っていたこと。「スーダンの復興に国際機関は、選挙とか、道路などが大事というが、ちょっとスーダンに住んでいるものから見ると違うと思う。スーダンの政治史を研究して方針を見出したい。スーダンには小さなピラミッドがあるが、エジプトよりも古い歴史があるようだ。」

 これを聞いて、この本を読んでみることにした。マルクスが各国の政治変革の道を探るのに、型紙に当てはめて考えるのではなく、その国の政治史を研究したことに通じると思ったからだ。さっそく小矢部市民図書館から8月30日に借りて、その日のうちに読み切った。

 前半はオヤジギャグの連発で、笑いこけた。次が感心したところ。

P154
 「僕はそれまで何度となく、日本の政治の何気ない出来事について、周囲の友人に話を振ってみた。そのたんびに、相手ができればそういう話をしたくないみたいな雰囲気を出していたので、議論がなかなか発展しなかった。

 この人たちは民主主義と言論の自由の大切さが全然わかっていないな

 国(スーダン)では言論の自由の恩恵を受けたことのなかった僕は感じた。スーダンでは政府の悪口を言っただけでも命がけになることさえあるのに、人々はそれに屈せず、政府の腐敗や国の在るべき姿について語り合っていた。日本では、自由に話せる環境があるというのに、だれも真剣に意見を交わそうとしない。」

「社会人というカルト宗教」という章。P184
 大学生が就職活動で人が変わり、就職して企業人間に取り込まれていくことを、指している。「この国(日本のこと)は企業中心に回っている。」
2005年1月10日、ニュースでスーダン内戦の終結。「スーダンの南北紛争の歴史を調べたいと思った。」

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