さくら・さくらんぼ保育園の斎藤公子「生物の進化に学ぶ乳幼児期の子育て」にすっかり感心した。

 私は、「生物の進化に学ぶ乳幼児期の子育て」(斎藤公子著・小泉英明序文 かもがわ出版刊)を読んだ。
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 「ほめる」ということ、金魚運動、寝返り運動、両生類のハイハイ運動と生物の進化の過程を丁寧にたどるように取り組むこと、子供の描いた絵でその発達を見極めることなど、さくら・さくらんぼ保育園創設者の保育実践の到達点と真髄に感心した。

 この本を読んで、斎藤公子の父が、東京の学校を卒業して4年後に富山県高岡市の高等工芸学校の教師になって、1920年に斎藤公子が富山県で生まれたことを知って(P160)、より身近に感じた。というのは、その学校は多分高岡工芸高校の前身だろうと思うからだ。そこは私の母校でもある。

 この本の前に読んだのは、小泉英明著「脳は出会いで育つ」青灯社刊である。
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 光トポグラフィーで人間の脳の活動を観測できるようにした科学者の書いた本である。人間の脳は一生にわたって発達するという章で、冒頭に「テレビを見せない?」というのがある。まだ発達心理学の分野でも、科学的に証明されていることではないと指摘し、度の過ぎた視聴は別にして、あまりそれに過剰反応を示すのはマイナスの面もあるのではないか、「そのマイナスの面は、テレビを見せないとお母さんにまとわりついて、お母さんのストレスが増すということです。」(P18)。と書いてある。ただ、斎藤公子も、小泉氏も、テレビを見せていなかったそうだが。

 なぜこのことを私が紹介したかというと、この本をずっと読んでいくと、データを十分に集めて科学的に証明されていないことは、断定的に言わない、自分がいまどのように考えているかを述べるときは、そのことを断って書いているという、たいへん慎重な姿勢に感心したからです。

 小林氏が、斎藤公子の保育実践を評価しているのは、一人の子どもをずっと何年もしっかり観察して、その経験から生物の進化に学ぶ子育てを実践しているということです。この観察は科学者の目だといっています。


 この問題に私が関心を持つようになったのは、2年前に小矢部市議会で「発達障がい児」の問題を議論し、親の育て方が悪かったのではない、脳の機能障害だ、早く手立てを取れば社会生活に大きな支障をきたすことはないなどと学んでいました。ところが、それに対して生物の進化に学ぶ子育てが大事だとなると、早期発見、早期対策だけでは不十分ではないかと思うようになったからです。
 2年前の議論は次のページです。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sunata/shisei/2012/20120212_hattatsusyougai.html


 そのきっかけとなったのは、「アンナチュラル 小説・自閉症」(竹内願人著・共栄書房刊)を読んでからだ。
http://06996341.at.webry.info/201401/article_2.html

 次に「うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪」(野田正彰著・講談社)を読んだ。
http://06996341.at.webry.info/201401/article_3.html

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