「レーニンの思い出」をずっと読んでいた

ここ数週間、少しの時間を見つけて「レーニンの思い出」をずっと読んでいた。奥さんのクルプスカヤが書いたものだ。
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今ではこの本は書店を通じて注文しても、入手困難だろう。アマゾンで古本を探すのが手っ取り早い。
これを読みたいと思ったのは、不破さんの本で(レーニンと資本論ではなかったか)紹介されていたからだ。

1917年の十月革命前は、レーニンとクルプスカヤがほとんど一緒に生活していて、レーニンの生活を知ることができて、興味深かった。
論争したら、レーニンが興奮して真っ青な顔になるとか、夜も眠れないこともあった。
論争しても、個人的な悪意を持たなかった。
疲れたら、6週間も休暇を取った。これについては、私もカナダへ2週間の旅をしたが、人間には休養が必要だ。

10月革命後は、レーニンがたいへん忙しくて、クルプスカヤと会う時間が限られたが、それでも、ちょっとした時間にあって散歩しながら、労働者や農民の様子を興味深く聞いた。レーニンの元気の素がここにあった。当時のロシアの情勢のもとで、インテリや小ブルジョア層が革命の激動期に、そしてまた反動期に動揺を繰り返した際に、レーニンが盛んに労働者の話を聞けと強調していた。

これに関連して、日本共産党が元気の源は国民の要求実現の活動に取り組むことだと、党支部の政策と計画づくりのトップに掲げていることと共通するものがある。以前、レーニンの著作だったかと思うが、「共産党の戦闘性は大衆性に裏付けられている」と書いていたのを読んだ記憶がある。この本を読んで、レーニンの体験からも、このように言っていたのだと思った。

一言でこの本の感想を紹介できるようなものではないが、妻の目から見たレーニンの生活の様子がわかって興味深かった。

この文章がスターリン時代に主に発表されていることから、レーニンの最後の闘争については触れられていなかった。スターリンの大国主義的態度に、レーニンが激怒し、中央委員会に書簡を出して、スターリンが書記長にふさわしくないと主張したことなどだ。
国内戦争時、レーニンが労働者、農民の生活に心をくだき、そのことに見向きもしない官僚主義と徹底してたたかったことは、紹介されていた。

革命後、レーニンが病気になったとは聞いていたが、レーニンの病気が、脳卒中だったことを、この本で初めて知った。

これを読めば、不破さんの「レーニンと資本論」、「革命論研究」も歴史的背景が頭に入りより深く理解できるのではないかと思った。このあと、再学習したいと思う。

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