孫崎享氏の「アーネスト・サトウと倒幕の時代」を読んだ 正月に読んだ本。 「アーネスト・サトウと倒幕の時代」(孫崎享・著、現代書館・刊)を読んだ。明治維新をイギリスの外交官の記録を通じて分析している。著者の孫崎氏自身、外交官出身で外務省国際情報局長を務めた方である。 明治維新を見るに、国際政治、イギリスやフランスの影響、関与の大きさに目を開かされた本である。ただ引用文が漢文調であった… トラックバック:0 コメント:0 2019年01月06日 続きを読むread more
赤松小三郎ともう一つの明治維新を読んだ 「赤松小三郎ともう一つの明治維新」で、彼が幕末(1867年5月)に主権在民を提唱していたことを知った。坂本龍馬は有名だが、彼の「船中八策」(1867年6月?)には現存する資料の裏付けがないという。 赤松は、公武合体を提唱したが、6人の実務者による内閣と、普通選挙による二院制の議政局をつくるとした。この議政局の権限がすごい。… トラックバック:0 コメント:0 2017年01月09日 続きを読むread more
「古事記以前」を探る本、中国少数民族の神話と比較して 古事記以前 工藤隆著 大修館書店・刊 2011年10月1日初版 多分2011年か2012年にこの本を購入して、少し読んでいたが、あまり覚えていなかった。最近、もう一度読んでみた。 古事記の読み方で、新しい発見があったのは、「古代の古代」を「古代の近代」においてまとめたものだということを知っておくべきだということです。… トラックバック:0 コメント:0 2014年02月22日 続きを読むread more
米軍資料に見る富山大空襲の本「ルメイ・最後の空襲」を積読から既読にした この本は1997年初版で桂書房から発行され、その頃購入したものだが、長く、積読だった。 読んでみようと思ったのは、アレン・ネルソン「9条を抱きしめて」のDVD上映会をして、2度見たからだ。 アレン・ネルソンはベトナム戦争に従軍し、ベトナム人は「人ではない、心も考えもない、動物だ」と思いこまされていたと語っていた。何とかという単語… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月27日 続きを読むread more
スーダン出身のモハメドさんの「わが盲想」を読んだ、スーダン内戦から国をどう立て直すか研究 スーダン出身のモハメド・オマル・アブディン著 ポプラ社 ラジオ深夜便で語っていたこと。「スーダンの復興に国際機関は、選挙とか、道路などが大事というが、ちょっとスーダンに住んでいるものから見ると違うと思う。スーダンの政治史を研究して方針を見出したい。スーダンには小さなピラミッドがあるが、エジプトよりも古い歴史があるようだ。… トラックバック:0 コメント:0 2013年08月31日 続きを読むread more
木の株の置物、トラの姿に似ています これは戦時中か、戦争直後か、東京の親戚から、食べ物と交換でいただいたものだそうです。 トラックバック:0 コメント:0 2013年08月13日 続きを読むread more
レ・ミゼラブルを読んだ感想、これはまだ第6分冊の段階 レ・ミゼラブルを読書中です。岩波文庫版全7冊のうち、6冊目を読み終わり、いよいよ最後にかかるのですが、アマゾンでも楽天ブックスでも販売しておらず、小矢部市民図書館にも4冊目までしかなく、その後は他館から取り寄せで、届くのを待っています。 19世紀のフランスのことで、難しいところ(歴史や地名のほか哲学的な話が続く)は時間がかかりま… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月25日 続きを読むread more
レ・ミゼラブルの作者、ビクトル・ユーゴーが日本へ紹介された経過 ユーゴーと日本文学 神崎 清 これは近世文化の研究 藤村博士功績記念会編 昭和11年11月10日印刷 の604ページからにある。 この本は、偶然ある方より譲り受けたものである。 +++++++++++++++++++++++++++ ビクトル・ユーゴーは明治18年(1885年)にその訃報が日本に伝えられた。 ユーゴ… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月25日 続きを読むread more
リンカン大統領が奴隷解放の立場にたつ経緯について、長久理嗣氏の「月刊学習」7月号から学んだこと 「月刊学習」7月号に掲載された、マルクス、エンゲルスとアメリカ第6回、南北戦争と革命論の探求(下)を読んで、一つ理解を深めたことがある。 以前に読んだハワード・ジンの民衆のアメリカ史で、リンカンが奴隷制にきっぱり反対していたのではなく、人種差別への偏見を持っていることが書いてありました。そのことは、私のブログにも書きました。 htt… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月24日 続きを読むread more
小矢部市議会50周年記念DVDで議会だより総集編作成 議会だより第1号は1971年(昭和46年)5月で、当時の議長の発刊にあたっての談話がトップです。この議長の息子さんが今、副議長です。 いまから43年前の1970年8月に、日本共産党議員が初めて小矢部市で誕生しました。その準備の過程で発行した日本共産党の政策「明るく住みよい小矢部市にするために」の最後に、「議会だより」を出す… トラックバック:0 コメント:0 2013年06月12日 続きを読むread more
富山県戦前社会運動史を読んで気づいたこと 30年前、1983年に内山弘正氏がまとめた戦前の富山県における社会運動史が発刊された。 これを読んでみようと思ったのは、北日本新聞5月21日に掲載されたふるさと風土記に紹介されていた笠井喜美代さんの言葉に触発されたからだ。笠井さんは日本の女性団体、新日本婦人の会の会長ですが、小矢部市出身の方でもあります。そこで自らを「歴女」と紹介… トラックバック:0 コメント:0 2013年05月23日 続きを読むread more
「ヒトラーに抗した女たち」を紹介し、演説会で橋下「維新の会」を批判しています いま図書館で借りて、「ヒトラーに抗した女たち」を読み始めた。 まだ第1章初期のヒトラーの敵対者を読み終えたところで、ドイツの近現代史を知らず、カタカナの名前に閉口しながら読み進んだが、日本で独裁政治をめざすと公言している橋下「維新の会」とダブるところがあって、それを演説の中で紹介している。 「自民党はこりごり」「民主党にガッ… トラックバック:0 コメント:0 2012年10月23日 続きを読むread more
東京のタクシーの運転手が、「平清盛」を見て、野田政権と同じだといった意味がわかった話。 先日、私が東京へ行ったとき、タクシーの運転手の話をツイッターで紹介したが、今ひとつその意味がわからなかった。 https://twitter.com/ysunata/status/223573261299101696 平清盛が、野田政権と同じだという意味が今ひとつわからなかったからだ。平家と源氏のたたかいが私の頭に浮かんだから、… トラックバック:0 コメント:0 2012年07月15日 続きを読むread more
40年前の姫路城 私の父が1971年2月17,18日に姫路城を移した写真が出てきた。 40年前の姫路城である。 最初は何か店のようなものである。 次は姫路城への道を写したものらしい。看板にホルモン120円という表示が見える。タン300円。 道路から写した姫路城 しゃちほこ 眼下に見える長屋のような建物は何だろうか。 寺院… トラックバック:0 コメント:1 2010年10月16日 続きを読むread more
リンカン大統領からマルクスへの返事 ハワード・ジンの「民衆のアメリカ史」を紹介してリンカン大統領のことを書いたが、 http://06996341.at.webry.info/201005/article_3.html 最近日本共産党の志位和夫委員長がアメリカを訪問して、米国政府との会談や、民主・共和両党の議員との会談をした記事を読んで、マルクスとリンカンの手紙のやり… トラックバック:1 コメント:0 2010年05月27日 続きを読むread more
ハワード・ジンの「民衆のアメリカ史」上巻を読んだ 富山県立図書館から借りてこの分厚い本を読んだ。写真の手前にマーカーを置いたのは、その厚さを示したかったからだ。684ページの大冊だ。誰が借りたかは知らないが、鉛筆で線を引いてあるところが所々目についた。 コロンブスの新大陸発見で、インディアンが騙され追い詰められていく様子が、当時の記録や証言から再現されていた。 黒人奴隷が… トラックバック:2 コメント:0 2010年05月06日 続きを読むread more
第14回日本母親大会の写真in福島 昔のフィルムを整理していたら、第14回日本母親大会の写真が出てきた。 1968年8月17,18日と、福島県で開かれたようだ。 日本母親大会のホームページから「あゆみ」「年表」を探すと、次のような大会であったことがわかる。 、 第14回福島大会 1968年(S43)8月17日~18日 開催会場 分科会・飯坂温泉/全体会・福… トラックバック:0 コメント:0 2010年03月07日 続きを読むread more
42年前の田植え機 今から42年前の春、我が家では、近所に先駆けて、手押し式の田植機を導入した。1968年の春で、私20歳で、そのころは農業をほとんど手伝っていなかったので、このことはよく覚えていないが、戸出の農機具屋から購入して、母が使っていたと言うことだ。 これを押しているのは、多分、その農機具屋さんではないだろうか。場所は南側の納屋の横の田んぼ… トラックバック:0 コメント:0 2010年02月20日 続きを読むread more
私が共産党へ入ったころの写真 18歳のころの写真が出てきた。 当時は、アマチュア無線に熱中していたので、左側に、建物の横に、竹の棒が立っているが、これはキュビカル・クワッドというアンテナの一部だ。7メガヘルツ帯のアンテナなので、大きい。もう一本の竹の柱は、この写真からはみ出している。 当時は7人家族だった。 次の写真は、翌年のころだろうが、右から二人目… トラックバック:0 コメント:0 2010年02月14日 続きを読むread more
漆芸家、砂田正博。TSTが報道 2010年1月11日から2週間、漆芸家、砂田正博をとなみ衛星通信テレビが報道しました。 麻布を漆で固めてつくる、乾漆だ。 作品がテレビで紹介されていた。 乾漆が平安時代にさかのぼると、説明している。 やるからには一人前に、と語る。 感心したのは、ノートに記録して、技術を工夫しているところ。 そ… トラックバック:0 コメント:0 2010年01月16日 続きを読むread more
カナダ旅行⑨、PEI カナダ建国の地、シャーロットタウンへ 10月5日は雨、雨、雨だったが、シャーロットタウンへ出かけた。プリンスエドワード島の州都だ。道中、雨の中、島の牧場の様子。白い円筒は、牧草をビニールで丸めてあるもの。 シャーロットタウンを観光バスで回ることにした。 出発まで時間があつたので、町を歩くことにした。 案内所の前庭に、ここでもハロウィンの人形が飾ってあった。 … トラックバック:0 コメント:0 2009年12月04日 続きを読むread more
桶狭間・信長の「奇襲神話」は嘘だった を読む 次の記事を「しんぶん赤旗」で読んだのは今年の1月だった。 これまで私も、今川の大軍を、信長が小勢で、奇襲で破ったと思い込んでいたので、ぜひこの本を読んでみたいと思い、切り抜いていたが、そのうちにどこかにしまい忘れていた。 机を片付けていて発見し、小矢部市民図書館で借りる手配をした。 それがこれである。 信長公記をもとに、… トラックバック:0 コメント:0 2009年09月11日 続きを読むread more
地中から掘り出された墓石 私の住んでいる七社地区は、少し掘ると、砂利ばかりでるところで、其の昔、庄川が運んできた砂利だろう。 その数メートルしたから、墓石が出てきた。出た場所は七社の現在の墓地より数十メートル北側だった。1993年5月初旬のことである。 村の人が墓地に寄せてきて、積み上げてある。この積み方は特に根拠をもって積んだものではない。 もう一つ… トラックバック:0 コメント:0 2009年09月06日 続きを読むread more
国宝 姫路城を見学して 2月13日から兵庫県姫路市で開かれた自治体政策セミナーに参加した。3日目は午前中で終わったので、帰りの電車時間まで、姫路城を見学してきた。 実は14日、二日目の日程が終わった夕方、南砺市から一緒に参加した中島満議員と一緒に、姫路城の外回りを下見した。 道路から見た姫路城の正面。 堀を渡り桜門をくぐると、広い公園と広場になってい… トラックバック:1 コメント:0 2009年02月24日 続きを読むread more
古文書講座に通う 小矢部市民図書館が主催する古文書講座に通い始めた。 月1回、約2時間の講座である。先月は知事選挙のため欠席したが、今回は全3回のうちの2回目で、加賀藩のたぶん今石動における奉行で篠嶋頼母が、文化6年(1809年)に、町役人達に宛てた心得、通達のようなものを、該当する町役人が書き写したもののようだ。 当時の日本人が読めたのだから、… トラックバック:0 コメント:0 2008年11月17日 続きを読むread more
細川家700年 越中守伝来の名宝展 富山県水墨美術館で「細川家700年 越中守伝来の名宝展」が開かれていて、私も観てきた。 そこで「永青文庫 細川家の歴史と名宝」という図録を買い求めた。 なぜ、観に行ったかというと、地方政治新聞「明るい小矢部」のコラムにこの名宝展のことを取り上げたのだが、観ていないのに書いたので、かなりこじつけのように、自分でも感じたからだ。まわ… トラックバック:0 コメント:0 2008年10月24日 続きを読むread more
砂田神社と砂田村 富山県小矢部市下中に砂田神社がある。 小矢部市史の上巻P844によれば、大字砂田村に鎮座の八幡宮があった。また、字宝ヶ島鎮座の無格社諏訪社があって、社殿は中古破損に及び、爾来境内中央にあった長さ2間5尺余、廻り3尺の杉の木を持って神体木とし尊崇した。しかるに、古来より維持の方法に不備があって、その筋より論達の趣旨に基づき神実を奉製… トラックバック:0 コメント:0 2008年06月24日 続きを読むread more
「君が代」の起源を読んだ 「きっこの日記」に紹介されていた藤田友治著「君が代」の起源を、県立図書館から取り寄せてもらって、読んだ。 藤田氏は1947年生まれだそうで、私と同い年である。君が代を学校で強制することにも反対の立場である。 細石がどうして岩になるのか、理解に苦しんだそうだが、その解明を、歴史を辿ってすすめていた。鍾乳洞で石灰を含んだ水がしたたり… トラックバック:0 コメント:0 2008年02月27日 続きを読むread more